善意のアドバイスが、背中を押してくれる時もあるし、つらくなるときもあります。
先走ったアドバイスを受けると、気持ちのずれが残ることがあると諸富さんは言っています。
「それは つらいね」
「かなしいね」
「よくこれまでがんばってきたねえ」
そんな風に、ただぽつりと、気持ちを言葉にして、つぶやいてあげるだけでかまいません。
二人の間に漂っているその気持ちを言葉にする。それだけでいいのです。
気持ちを言葉にしてくれる人を、探しているときがあります。カウンセラーが、言葉にしてつぶやいてくれたとき、素晴らしい関係がつくれているのだと思います。
諸富祥彦さんは、心の専門家、学ぶところが多い人です。