2013年06月16日
フランクル 夜と霧

去年出た小草子ですが、たまに読み返すことがあります。
フランクルの「夜と霧」は、世界のベストセラーなのだとか。といっても、いまだ読んではいないのですが。
諸富さんの解説本が、読みやすくってちょうどいいなんて思い、時々読んでいます。これとは別に、最近、ワニ文庫から諸富さんがフランクルについての本を出したようです。
テキストからの抜粋です。
「人生の意味」は、私たちがそれを問い求めるのに先立って、常に、そしてすでに人生の方から送り届けられている。私たち人間がなすべきことは、いきる意味はあるのかと「人生を問う」ことではなくて、人生のさまざまな状況に直面しながら、その都度、「人生から問われていること」に全力で応えていくこと、ただそれだけだと言うのです。
フランクルの心理学では次のように話すそうです。
「あなたの内側に何かをのぞきこまないでください」
「あなたの内側に何かを探し求めないでください」
「この人生から、あなたは何をすることを求められているのでしょうか」
「あなたのことを必要としている誰か、あなたのことを必要としている何かが、この世界にはあるはずです。その誰かや何かに目を向けましょう」
「その誰かや何かのために、あなたにできることには何があるのでしょうか」
人生の意味など問う構え方が、そもそも傲慢なんだとか。この考え方に「納得、すごーい」

諸富さんは大学生の時に、腑に落ちたというから、私は30数年の遅咲きです。ワニ文庫の本、ゲットしようかななんて思っています。
それにしてもここ幾日か蒸し暑~い、ですね。お互いばてませんように。
