2012年02月27日
塚本短歌
塚本邦雄さんという偉大な歌人がいます。前衛歌人といわれる人です。2005年に85歳で亡くなっています。商社マンで、70歳で大学教授。学歴はなかった人らしいです。
浮世絵展のけむる裸婦観る中年の彼ら〈休め〉のほそき脚まげ
ひきがねひくかたちのゆびも吊革にならび市電のさむき混沌
こんな歌を作る人です。読みは、あっていますが、使われている字体等は旧字体だったりします。
解説してくれたのは、東大の文一に現役合格したけれど、三年の時国文に鞍替えをしたという、1957年生まれの大学の先生です。
とにかく、塚本短歌というのは、影響甚大なものだったようです。
解説してくれた学者さんが言っていたことにびっくり。「今の詩歌ではいけない」という危機感を持っているそうで、「口語短歌、ケータイ短歌」と戦う意思を持っていたい、のだそうです。
この方が言うような短歌界になると、私なんぞ、短歌を読むことも、詠むこともできなくなる、と思ったのでした。
浮世絵展のけむる裸婦観る中年の彼ら〈休め〉のほそき脚まげ
ひきがねひくかたちのゆびも吊革にならび市電のさむき混沌
こんな歌を作る人です。読みは、あっていますが、使われている字体等は旧字体だったりします。
解説してくれたのは、東大の文一に現役合格したけれど、三年の時国文に鞍替えをしたという、1957年生まれの大学の先生です。
とにかく、塚本短歌というのは、影響甚大なものだったようです。
解説してくれた学者さんが言っていたことにびっくり。「今の詩歌ではいけない」という危機感を持っているそうで、「口語短歌、ケータイ短歌」と戦う意思を持っていたい、のだそうです。
この方が言うような短歌界になると、私なんぞ、短歌を読むことも、詠むこともできなくなる、と思ったのでした。
