2012年01月10日
穂村 弘さん
最新号の「婦人公論」に載っていました。
相手する方は女優の「室井滋」。穂村 弘さんは、有名な歌人です。1962年生ですからそんなに若くはないのだけれど、短歌の世界では比較的若い仲間に入れられるようです。
俳句でなく短歌を選んだわけを話しています。
「俳句もちょっとやってみましたが、性格的に短歌かな、と。俳句は自分が捨てられるセンスがある人が向いている気がします。自分に執着があって自己愛が強い人は、短歌の方がよい気がしました。感情的なテンションが高いというのでしょうか。」
「短歌は、実社会でバリバリ活躍していて影響力を持つ人の感覚からはちょっとずれた、社会の網の目から抜け落ちたところを掬いとるものが面白い。…」
あっ、私のこと?なんて、共感した一文。
私は短歌が好きです。たまあに、作ったりもします。まさに自己愛が強い、バリバリ活動していると、認める人もいるのかも、ですが、ずれたところに気持ちが動かされる。
もっとも、俳句も詩も随筆も小説も作らないだけで、大好きですが。