2012年04月06日
森 達也さん

ドキュメンタリーを主に撮っている映画監督さんです。本も書いてます。「311」をまとめたようです。去年の震災の映画です。
「A]を観たことがあります。続編の「A2]だったかもしれません。オウムの信者たちの日常生活が描かれていました。衝撃のドキュメンタリーでした。そこに描かれていた若者は、どこにでもいそうな若者で、どちらかというと真面目そうな、純情そうな青年たちでした。その周辺にいる、警察の人や、インタビューのマイクを向ける放送記者の方が異常に映っていました。
講演を聞いたこともあります。すごい仕事をしている人だし、それなりに名前も知られている人だと思いましたが、「家庭菜園をして、食費の足しにしている」というようなことを話していました。
税金で給料が賄われていた公務員の私は、その時、「そんなはずないでしょ。けちくさい」と思ったものですが、退職金切り崩し生活をしている今の私は、実感としてこの時の内容がよくわかります。でも、時間の使い方などは、今の方がとても贅沢ですが。
シネコンにのる映画ではない監督の作品は、そんなには潤沢に収入はないと思われます。
今回の「311」は、共同監督の作品のようですが、きっと感性豊かな土壌で編成された作品だと思います。近くで、上映されると いいな と思いました。