2013年09月05日
はだしのゲン
ちょっと前になります松江市の多くの学校が、「はだしのゲン」を閉架にしたことが話題になってました。今は開架になっているようですが、昨日の新聞に、フムフムと思う記事がありました。
山田五郎さんもラジオで同じようなことを言ってたと思います。閉架にするということは、本に示された考えや思想が、許されないもの と受け止める恐れがあるというところが、問題と言うのです。
「はだしのゲン」はすべての学校にあるわけではないし、読めていた本が突如、読めなくなるという行為を、しっかと考えて、と言うような内容です。
思想の多様性を子どもたちの教育環境に準備しておいてやることが必要、とのこと。フムフムです。
松江市の場合は、その手続きがかなり段取りを踏まえないものだったようで、そちらの方も、「どうして…」が問われていたようです。ま、当時の責任者は変わってしまったようですが。
この記事の最後の方で、学校図書館の人的貧困が書かれていました。そうだと思います。ある程度の規模の学校には司書教諭がいますが、これは、名ばかりで、実質仕事はできません。担任をもちながら、授業数も、特段配慮がない状態で、名ばかりの司書教諭。学校の図書館軽視はずうっと昔から続いています。学校と言うより、私たちの図書館軽視なんだと思うのです。