2011年12月11日
歌人、江口きちさん
薄幸の歌人、江口きちさんの話を聞いてきました。川場村の人です。
大正2年に生まれ、25歳で、障がいのあったお兄さんを道連れに自死した人です。
歌人としての才能は早くから認められ、7年ちょっとの活動中に1000余首を作ったとか。
短い人生の中にも何度か人生の転機のようなものがあったようす。その転機を、自死の結末のほうに選択をしていた感じです。旅立ちの装束を、白い絹布で自分で縫っておいたそう、ウエデイングドレスだったそうです。復元の写真がありましたが、今でもすてきなデザインでした。
もっと生きていれば、もっと有名になったのかもしれません。25歳で自死したから、名が残ったのかもしれません。
人の歩みの転機というのは、不思議です。
結果として、江口家は、きちさんと妹さんの代で途絶えたようですが、川場村にはお墓があり、子孫はいないわけですが、お花は絶えないようです。
歌は、文語調です。辞世の一首です。
大いなるこの寂けさや天地の時刻あやまたず夜は明けにけり
大正2年に生まれ、25歳で、障がいのあったお兄さんを道連れに自死した人です。
歌人としての才能は早くから認められ、7年ちょっとの活動中に1000余首を作ったとか。
短い人生の中にも何度か人生の転機のようなものがあったようす。その転機を、自死の結末のほうに選択をしていた感じです。旅立ちの装束を、白い絹布で自分で縫っておいたそう、ウエデイングドレスだったそうです。復元の写真がありましたが、今でもすてきなデザインでした。
もっと生きていれば、もっと有名になったのかもしれません。25歳で自死したから、名が残ったのかもしれません。
人の歩みの転機というのは、不思議です。
結果として、江口家は、きちさんと妹さんの代で途絶えたようですが、川場村にはお墓があり、子孫はいないわけですが、お花は絶えないようです。
歌は、文語調です。辞世の一首です。
大いなるこの寂けさや天地の時刻あやまたず夜は明けにけり