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2011年10月17日

悲しみは水に流さず~北山修さん~

 日本人がよく使う言葉、「すみません」から話は始りました。三井ホールでのアカデミックシアター、北山修さんです。

 震災のことともからめて
    
 ・祓い清めずそこにおいておくこと。
 ・片付かないものをそこにおいておくこと。
 ・「分からない」まま、そこにいること。
 ・あわてず、だらだら死ぬこと。
 ・あわてず、ゆるゆると生きていくこと。

 悲しみは、みずに流さないで、そこに置いておくんだよ、ということなのでしょうか。

 何となくわかるような気がしますが、すぐ何とかしなくっちゃ、と思う時もあったりします。置いておけるものは、置いておくことにすることが、最近はよくあります。

 団塊の世代は、これから年寄りになっていくと、迷惑をかけることが多くなってくるから、はやくいなくなることが、日本の美学なのではないか、という質問に、選択は文化でするのではない、選択は 私 がする、いさぎよく去らない、いろいろな生き方がある、というようなお答え。

 会場からすかさず拍手が。

 アカデミックな精神分析的な話も多かったのですが、かたくならず緩やかな感じがとてもいい感じ。杉田二郎さんの歌声もすてきでした。

 



Posted by プッチ  at 23:39 │Comments(3)

この記事へのコメント
さすが精神分析の碩学が言うことはたいしたもの。これが聴きたくていかれるのですね。
三越の道路はさんで、斜めの川沿いがわたしの新社会人2年の職場でした。懐かしい!
Posted by 悠 at 2011年10月18日 07:57
悠 様

コメントありがとうございました。

素適な場所で社会人のスタートを切ったのですね。

すごい!
Posted by プッチプッチ at 2011年10月19日 00:05
いえいえ、お江戸日本橋が、あんな高速の下の常に騒音に晒された暗い場所で、通勤も立ちっぱなしの1時間数十分。金融関係が集まり、外為センターと云えば、紙工場の流れ作業、若かったから耐えたけれど、精神的には虚しい時代でしたね。
Posted by 悠 at 2011年10月22日 10:39
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