・幸福のパラドックス
幸福は、求めれば求めるほど私たちの手からするりと逃げてしまう。
・幸福は、決して目標ではないし、目標であってはならない。幸福は結果にしかすぎない。
・自分の幸福を追い求めて、「やりたいことをやるのが人生だ」という人生観から、「自分がこの世に生まれてきたことの意味と使命とを実現していくのが人生だ」という人生観への転換が求められている。
フランクルの心理学に基づいた解説ですが、深いですね。わかったようなわからないような。
「どうせ、一度きりの人生よ。やりたいことをして生きるんだ。」とは、よく聞く言葉です。私も、そう思うことがたびたびです。でも、この考えは、意外と空しさ?のようなものが付きまとっているのも感じるところです。
フランクルの心理学は、
・この人生から、私は何をするのを求められているのだろう。
・私のことを、本当に必要としている人は誰だろう。その人はどこにいるのだろう。
・その誰かや何かのために、私にできることには、何があるのだろう。
「したいことをし、手に入れたいものを手に入れる人生」から「なすべきことをする生き方」への転換。
素晴らしいと思います。後者の考えは空しさのようなものが付きまとわない。明るい強さみたいなものを感じます。
フランクルは「夜と霧」の著者ですよ。恥ずかしながら読んでないのですが。現実の話だったでしょうから、寝られなくなるような気がして読んでないのですが、挑戦しようかな、と変わり始めています。